開催年度
講師
石川清明 ( 11 )
伊藤友彦 ( 5 )
井上泉 ( 2 )
大伴潔 ( 6 )
大山恭子 ( 7 )
久保山茂樹 ( 1 )
小林宏明 ( 7 )
齋藤友介 ( 7 )
武井良子 ( 7 )
田中謙 ( 3 )
長南浩人 ( 7 )
中村勝則 ( 2 )
野本茂夫 ( 9 )
羽田紘一 ( 2 )
原惠子 ( 3 )
藤野博 ( 8 )
牧野泰美 ( 7 )
松本幸代 ( 2 )
三浦幸子 ( 1 )
山下夕香里 ( 14 )
湯汲英史 ( 4 )
中田幸代 他6名 ( 1 )
内須川洗 ( 1 )
大熊喜代松 他5名 ( 1 )
宮崎正 ( 1 )
山口司 ( 1 )
山田陽 ( 1 )
嵯峨崎順子 他3名 ( 1 )
田口恒夫 ( 1 )
谷俊治 ( 1 )
所属
元有明教育藝術短期大学 ( 2 )
大阪大学 ( 1 )
大阪府立養護学校 ( 2 )
お茶の水女子大学 ( 1 )
金沢大学 ( 7 )
國學院大學 ( 9 )
元國學院大學 ( 8 )
子ども発達相談センター ( 1 )
昭和大学 ( 4 )
昭和大学歯科病院 ( 9 )
心身障害児総合医療療育センター ( 1 )
上智大学 ( 3 )
大東文化大学 ( 7 )
千葉市立院内小学校 ( 1 )
筑波技術大学 ( 8 )
帝京平成大学 ( 4 )
元帝京平成大学 ( 4 )
東京医科歯科大学 ( 1 )
東京学芸大学 ( 22 )
国立特別支援教育総合研究所 ( 8 )
長崎大学 ( 1 )
元西東京市立保谷小学校 ( 2 )
日本大学 ( 3 )
公益社団法人発達協会 ( 4 )
船橋市子ども発達相談センター ( 1 )
船橋市立船橋小学校 ( 5 )
訪問心理相談室みうら ( 1 )
船場市立薬円台小学校 ( 2 )
第58回(2025年) |
1A 構音指導とは?-基本知識と指導の進め方-
山下夕香里
元帝京平成大学 構音指導は、基本操作から音を作り、単語、短文、日常会話まで階段を一歩ずつ上るように行います。
指導のポイントは、子どもが興味を持って取り組み、自分からどんどん使い始めるように指導することです。構音指導は簡単にみえますが、実は基本知識が必要です。サ行音の指導法を例に挙げて指導の「基本のき」をお話します。全ての先生対象です。
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第58回(2025年) |
1B 言語発達遅滞の評価と支援
藤野博
東京学芸大学 言語発達遅滞は様々な原因で起こります。本講座では、ことばの遅れのみに問題を生じ、読み書き障害の原因になることもある「発達性言語障害」と自閉スペクトラム症の子どもによく起こる会話や語用の問題などに焦点をあてます。そして、それらの障害のことばの発達の特徴、アセスメントと指導・支援の方法について概説します。また、子どもの興味関心を活かしたコミュニケーション支援法も紹介したいと思います。
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第58回(2025年) |
1C 幼児期の発達とことばの獲得
石川清明
元國學院大學 幼児期にみられる発達上の特徴として、ほぼ全ての側面が急速に変化することがあげられます。ことばも同じ様相を呈し、他の発達の諸側面との間で相互に密接な関連がみられます。本講座では、ことばの獲得やそれに関連する問題の理解に欠かせない発達上の諸側面との関連を着眼点として、ことばの獲得の条件やその過程について基礎から学び、相談指導のポイントを考えます。
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第58回(2025年) |
2A-1 構音評価の基本 構音検査の実際(実施法と音の聴き取り)
武井良子
昭和大学 効果的な構音指導は、お子さんの構音を適切に評価・分析することから始まります。構音検査が、お子さんに絵カードの名前を言ってもらうだけの呼称検査になっていませんか。本講座では、「新版 構音検査」の実施手順や注意点を詳しく解説し、構音評価の基本である音の聞き取りと書き取りの演習も行います。「新版 構音検査 手引書」をお持ちの方はご持参ください。
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第58回(2025年) |
2A-2 構音評価の基本 構音検査の結果のまとめ~指導プログラムの作成
山下夕香里
元帝京平成大学 「構音検査を行ったけれど、どの音からどの順番で指導したらよいかわからない」という質問を多く受けます。置換のお子さんの指導プログラムについてお話します。指導プログラムとは、音声学の考え方から誤り音をいくつかのグループに分け、指導順序を考える指導案です。何となく行う指導から計画的な指導へ切り替えませんか。全ての先生対象です。
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第58回(2025年) |
2B 言語発達遅滞の支援の実際
大伴潔
東京学芸大学 ことばに困難のある児童の多くは「語彙」や「文や文章による表現」に困難を示します。本講座では特にこれらの領域における支援について考えていきます。漢字の読み書きの苦手さにもアプローチしつつ語彙を増やす手立てや、柔軟に発想する力を文表現につなげる方法についても検討します。この中で、評価法としての「LCSA」を活用した支援目標の設定の仕方も紹介します。
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第58回(2025年) |
2C 子どもが育つ、ことばが育つ保育再考
野本茂夫
元國學院大學 本講座では、幼児期を中心に言語獲得期の子どもがよりよく育つ基礎基本を幼児理解を深めることと遊びの生活を通しての学びという視点から確認し、子どものことばが拓かれ育つ保育・教育の姿、あり方を探っていきます。子どもが育つ道筋を示しながら「子どもが育ち、ことばも育つ」保育・教育のあり方を再考し、どの子にもうれしいインクルーシブな保育実践を探究します。
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第58回(2025年) |
3A 構音指導の基本 -カ行音(置換)の指導-
武井良子
昭和大学 構音指導の基本を学びながら、代表的な誤りのひとつであるカ行音の誤りの指導法を見直してみませんか。奥舌挙上を促す指導テクニックや、子どもの反応に応じた刺激の出し方、効果的なフィードバックの方法などを、多くの動画を用いて解説します。どの構音障害にも共通する指導の基本的な考え方を整理しましょう。手鏡、ペンライトをご用意ください。
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第58回(2025年) |
3B 難言教育における子どもとの関わり及び教室経営の基礎・基本
牧野泰美
国立特別支援教育総合研究所 きこえとことばの教室は、様々な実践・取組を通して難聴や言語障害のある子どもの暮らしの充実、さらには生き方を支える場としての役割を担っています。きこえとことばの教室の担当者に求められること、担当者が大切にすべきことは何でしょうか。難聴・言語障害教育における子どもの理解や関わりの視点、子どもを支える上で重要な教室経営の基礎・基本についてお話しします。
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第58回(2025年) |
3C インクルーシブ教育を目指した子どもたちのキャリアの基礎を培う幼児教育・初等教育
田中謙
日本大学 この講座では、幼稚園、保育所、幼保連携型認定こども園や小学校の通常学級における言語に課題を有する幼児、児童に対する、将来のキャリアを見通した支援について考えます。インクルーシブな教育環境における支援や、将来の共生社会の担い手の育成を目指した中長期的な視点に基づく支援の考え方や方向性について、受講者の方とともに検討する機会を設けていきます。
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第58回(2025年) |
4A 聴覚障害児の評価と支援
齋藤友介
大東文化大学 難聴児をとりまく社会的状況は1990年代から世界的にも激変し、私たちは激動の時代に身を置いています。この講座では「新生児聴覚スクリーニングの普及」「人工内耳装用児の増加」「手話の(再)活用」・・・といった、難聴児に携わる者が避けて通れないそれぞれのキーワードを踏まえつつ、これからの難聴児教育について、皆さんと考えていきたいと思います。
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第58回(2025年) |
4B 吃音の基礎知識と新たな視点
松本幸代
東京学芸大学 吃音の原因はまだ明らかにはなっていませんが、これまで欧米を中心に行われてきた多くの研究から、わかっていることがたくさんあります。吃音のある子どもたちの理解と支援のためには、まずできるだけ正確で最新の知識をもつことが大切です。本講座では、吃音の原因論や言語学的要因等の基礎知識と、吃音のある子どもの指導・支援の基礎を保護者の支援を含めてお話しします。
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第58回(2025年) |
4C 発達障害児の理解と支援
大山恭子
船場市立薬円台小学校 発達障害のある子どもは、同じ障害であっても困り事は人それぞれです。 そのため、効果的な支援を行うためには、子供の特性を把握し、その子供にあった手だてを考えていく必要があります。
この講座では、障害の特性とつまずきに応じた様々な支援方法や、学級担任や保護者、医療との連携のポイント等ついてご紹介します。
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第58回(2025年) |
5A 聴覚障害児の支援の実際
長南浩人
筑波技術大学 発達早期に聴覚障害を有した子供の多くは、言語や認知、学力、社会性、感性など多様な面で健聴児とは異なる育ちを見せます。本講座では、学校や家庭で見られた具体例を挙げ、またそれに対して心理学的な考察を加えることで聴覚障害児が見せる育ちの「なぜ?」を考えます。さらに、これを踏まえた授業と日々のコミュニケーションの留意点、指導及び環境の在り方を検討します。
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第58回(2025年) |
5B 吃音児の理解と支援
小林宏明
金沢大学 吃音のある児童生徒の指導・支援では、(1)学級担任等と連携して行う在籍学級の環境調整、
(2)吃音の知識や自身の吃音の特徴の理解・把握、(3)吃音の言語症状・心理症状を軽減・緩和する方法の習得などを通して、吃音の困難の軽減を図ったり、吃音と折り合いをつける方法を探究したりします。本講座では、教材等の紹介を交えながら、これらについて考えます。
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第58回(2025年) |
5C 読み・書きに困難がある子どもの理解と支援
原惠子
上智大学 知的な問題はなく、本人なりに努力しているのに、たどたどしい読み方になる、漢字が覚えられない等、読み書きが困難で困っている生徒がいます。‘読み書き’は多様な能力が関わる複雑な精神活動です。支援を考えるには、文字の特質、読み書きの基盤の能力、読み書きと言語発達の関係などを考えることが必要です。基本的事項をお話しします。理解の一助となりましたら幸いです。
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第58回(2025年) |
6A ワークショップ 「ことばの教室」だからこそ、話し合って、つながってみえてくることがある」
田中謙 / 石川清明 / 野本茂夫
元國學院大學 / 日本大学 本ワークショップは、大会会場に参加された先生が対象です。同じ『ことばの教室』担当でも、それぞれ様々な背景を基にした実践がることと思います。しかしながら、同じような問題や課題に悩まれていることもあるでしょう。中には工夫改善を重ね成果を上げている場合も、孤立した状況にあって不安や行き詰まりを感じている場合もあるかもしれません。多様な各地の「ことばの教室」の担当者が交流し話し合うことで、明日の『ことばの教室』運営の手がかりが生まれることを願って本ワークショップを企画しました。
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